Youtubeチャンネルで二人のインタビュー動画をご紹介。

第二弾は、”すえおか友行　大阪府政への挑戦を語る！”

すえおか友行は、2021年４月島本町長選挙に出馬しています。このインタビューではその経験を踏まえ、今、どうして大阪府政に挑戦するのかという問いに、お答えしています。開発、そして府政の進める広域化に対して2021年の経験があり、そして今、少子高齢化・気候変動の時代に、どんな風に感じているのかを語ります。

短い動画ですが、後段にインタビューの背景の説明を付しています。語り起こしもぜひどうぞ。

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【語り起こし】すえおか友行　大阪府政へ挑戦！

　”（2021年の選挙の時、そしてまた、今回の挑戦の元になっているもの）

自分が変えたいって思ったことって、今の社会の大きな流れを変えていくっていう、方向でもあって。自分が住んでいる島本　（2021年４月の）町長選挙にでた　島本町だけの話じゃないなと・・。

端的に言うと、今のこれまで進んできた資本主義は限界で。それでまた時代遅れの開発を続けていくか。町長選挙でも訴えたような、もっと循環型の　地域でいろんなものが循環する　方向に変えるかっていう　何かその分岐点に自分がちょうど町長選挙に 出たときにたたされて。

これ島本だけの話じゃないから、島本以外も巻き込んで、もっと全体を変えるムーブメントというのが　ある程度必要なんだなって いうのは思いましたね。

町って大阪府の影響ってめちゃくちゃ受けるんですよね。市より。大阪府っていうのは(2021年４月の）町長選挙出た時から意識してたし、その大阪府の流れが変わるっていうことは、もう島本町の流れも絶対変わっていくし、他の近隣の市町村の流れも変わっていくっていう意味でもっと、大きな流れのところに打って出ないとな。と。

（大きな流れは）今自分が住んでいる島本町にもかえってくる、感じですし、高槻市にもかえってくるし、一緒に流れを変えていく方向にいけたらなっていうのは思いましたね。

（インタビューは以上です）・・・

【後段：何が起こっているのか】ー開発と広域化とは？

インタビュー後段として、島本町の状況を少しご紹介します。2014年、彼が移住してきた当初、島本町では、島本町駅前の大型開発（土地区画整理事業）が事業内容がかたまりきらずに進行しており、それまでの10年の間に大型開発が続いていたことも相まり、2016年、駅前の農地の保全策を探ろうと、町内初の開発への住民署名が行われました。これより以前から、水と緑の町を望む町民の声は多く、町の計画策定アンケートには数百もの住民の自由意見が寄せられていました。署名の半年後、2017年町選挙では、大型開発反対を訴えた現町長が当選します。ちょうど2017年は、高槻市・五領地域に、大規模な産業廃棄物施設の建設計画が明らかになった頃で、五領地区の住民の方たちも、上牧・島本町含め、広く周知活動を行っておられました。

2016年の署名から、すえおかは地域のあり方、開発の行方を見つめて、活動に関わっていくことになります。町の魅力、可能性を開くことは何か。開発に代わる保全策は何か。島本町総合計画審議会・審議（公募）委員や、2019年「新規建築物の高さ制限を求める条例」の条例文を起草・皆さんんとともに直接請求活動（参政権の一環。町の人たち自身が条例制定を目指す）に取り組むなど、町民の望む町の姿が結実する方向に向かわないかとさまざまな活動を行ってきました。

しかし数年前から町長は開発の方向に進んでおり、2019年の高さ制限は、町長は否定的・議会も否決。一方、大阪府政の推進する「府域一水道」（市町村の水道事業を廃止、一元化しいずれ民営化の方向性）へは、アンケートに参加意思表明をしていることが判明。過開発をとめ、地下水の水道・消防を守り、町の魅力・可能性を活かした方向への転換を目指して2021年町長選挙に出馬することになりました。

島本町で起こっていることは、島本町だけの問題ではなく、高槻市や他の地域でも起こっていたり、起ころうとしていることかと思われます。

開発が現したものは、大型開発が起こす　地域へのインパクト（影響）の強さでした。過去のマンション開発に伴ってインフラはパンクし、待機児童率大阪ワースト１位の状況が生まれ、またそこに新たな開発の波がやってくる。暮らしを直撃していきます。また、府が大阪府全域で進めようとしている「広域化」は、端的に言えば、・「地元の事業廃止」・「大阪市中央部分への開発や権限の集中」・「一元化が目指す民営化・地域の枯渇」という方向です。地域の暮らしの基盤を揺るがしていく方向でいいのか。このまま開発でいいのか。コロナでも保健所の縮小で影響が現れたように、地域は、府政はこれでいいのかという問いが生まれます。また、高槻市でも今、大きな開発が進もうとしています。

コロナ、戦争、気候変動、少子高齢化を前に。大きく時代が変わっていく時でもあると思います。どうぞ合わせてお聞きください。