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●医療・介護・保育・教育の確保

地域で安心して、暮らすために
それぞれの地区にあった、将来像と手当てが必要。
対話しながら進めていきたい。

広い高槻市、そして島本町、それぞれの特色を持った地区がたくさんあります。これからの時代は、少子高齢化に対応した、地区での生活への手当てを、中央の開発よりも優先していくことが必要です。

地域で暮らしながら、大きな施設に入らず、在宅のまま医療や介護をしっかり受けられる体制をつくります。先日大きな反響を呼んだ、NHKのETV特集で取り上げられた滝山病院(https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/XMN1G4994L/)など、地域で暮らしていける仕組みがないために社会的入院を強いられ、精神病棟での監禁・虐待事件が起きています。慣れ親しんだ地域で、高齢化社会を安心して迎えていける手立てを共に考えたい。

地域で保育・子育ての施設を確保することも重要です。地域での文化・公共施設なども足りていなかったり、地区ごとに傾きがあり、高槻市にはかつて図書館7館構想がありましたが、五領地区、三箇牧に図書館ができませんでした。

今後増えていく空き家なども活用しながら、コミュニティのスペースとして活用したり、訪問医療・介護を充実させたり、保育・子育て・文化芸術などの施設を多様な形で増やし、地域で暮らし・育てる仕組みを作りを推進していきます。

●循環・再生エネルギー

ゴミ減量と放置竹林の問題を合わせて、
地域資源の循環に変えていく。

生ゴミや庭木は家庭ゴミの30%を占めていてほとんどが水分です。ゴミ焼却の時に重油や灯油をいれて焼却して、焼却炉に大きな負担をかけてCOを排出しています。一方で島本・高槻では放置された竹林が問題になっています。放置した竹林が増えれば地すべりの可能性を増加させます

伐採した竹を粉砕した竹パウダーは、生ゴミなどから堆肥化を促進させる優良な資材です。炭素の比率も高く、生ゴミの水分を吸収し、生息している乳酸菌をが大量に存在するため、堆肥化づくりに活用できるものです。竹パウダーによる生ゴミの堆肥化事業は放置竹林を改善し、生ゴミを減らし、堆肥を作ることができる一石三鳥です。そして島本・高槻の家庭菜園や地場野菜を作る農地に入れることで、地産地消の減農薬野菜作りに役立てることができます。

再生エネルギー(小規模再生エネルギー)の推進と、
今あるものを大切に、新たな創造も視野に入れて
地域内循環を促進していく。

各家庭・マンションなどで設置できる小規模で修理できる再生可能エネルギーを推進する。ヨーロッパのドイツのヴォルフォーゲンやスペインのカディス、イギリスのプリマスのように住民と地方自治体が出資する協同組合による再生可能エネルギーの普及を目指す。(https://maga9.jp/211215-2/)

ゼロウェストセンターを作った徳島県上勝町のようにゴミ焼却を極力減らすように多品目の分別回収をすすめていく。https://why-kamikatsu.jp/

そのほかにも中古品の修理や家庭内で使わなくなた物やフードロス食品の集めて、必要な人に渡すことのできる「地域循環センター」を設置する。その地域循環センターには工房機能を確保して手作り品を自分で作ることができる道具や施設を併設する。

●都市農地と市民、地産地消、学校給食

高槻市の市民アンケートでは50%以上の市民が市民農園を利用したいと答えていますが、実際に農園を利用できている市民は5%にしかすぎません。

横浜市のように市民農園や学校体験農園、栽培収穫ファームの開設に助成し積極的に増やす政策を行うことで(https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/nochi/annai/nouen/nouenkaisetsu.files/0009_20211108.pdf)誰もが農や土に触れ合うことができる、都市農地の保全と地域内自給率の向上を推進します。

また減農薬の地元食材を保育園や学校給食に積極的に採用し、地場の農産物と子供達が積極的に接する機会を作ることで、食育から地産地消を実現していきます。

●補修 

公共施設もRepair. スクラップ&ビルドの地域を卒業し
新たな補修産業を生み出す

公共施設をスクラップアンドビルドすると、公共施設の面積や数が減らされてしまい、地域に学校やコミュニティーセンターなどがなくなってしまいます。少子高齢化が進む中で、将来の世代への借金をして新しい建物に建て替えするのが難しくなることが想定され、公共施設をできるだけ長く使うために、施設の長寿命化が必要になります。コンクリートの状態を診断し、適切な補修をすれば長く使い続けることができます。また新規に建物を建てる場合は将来補修して長く使える設計を目指します。また今のうちに公共施設の補修を積極的に行うことで、補修技術を20年後、30年後の地場産業になるよう振興します。