【政策解説】すえおかの重点項目②ー高校中退率日本一の大阪から、多様性教育の大阪へ。
教育現場の経験を活かし、高校中退率日本一の大阪府を変える。これを、二つ目の重点項目にあげさせていただきました。学歴で差別されることがあってはならない社会だと思っています。ただ、不本意な気持ちでこれ以上高校や学校を去る子どもたちが出てほしくはありません。そして、その子その子が生き生きできる、多様性ある環境が、本来教育の場で必要だと考えています。将来のレールがない時代だからこそ、子ども達に多様性教育を実現します。
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●少人数学級についてー30人以下学級・府は教員加配を。
大阪府は、高校中退率が高く全国平均の2倍近くです。その原因として家庭環境がしんどい子ども達が多いのもありますが、40人学級編成規模を今だに維持していることもあり、余裕のない学校環境もあります。大阪府ではされていないことが他の都道府県では行われています。近隣では、独自の教員加配を行なっており、京都府では小学校で概ね30人学級、中学校で35人以下学級を導入しています。奈良県は小中で30人以下学級を実現しているなど、関西の都道府県で取り組みに大きな差が出ています。大阪府でも30人以下学級を目指します。
●府立高校の改革ー「5年で9校廃止」の見直し、単位制高校への転換など。
大阪府は、「府立高校を5年で9校廃止する」計画を発表しています。中退率の多さは、府域全域で高校受験が行われているため、遠くの学校にしか通えない生徒が出ていることも原因であり、府立高校の廃止によって、学校を選べない生徒の遠距離通学の可能性が増え中退を加速させます。その撤回に取り組みます。現在の府立高校は少人数教育校として存続できます。実際に、大阪府立生野高校は、午前・午後・夜間の3部生の「単位制高校」です。生野高校のように、生徒が独自で授業を選べて、転入学しやすいクリエイティブスクールを増やしていきます。また、普通科高校を総合学科や単位制高校に転換して、授業の選べる府立高校も増やしていくことで、今の時代にあった多様性教育を実現します。
●黒染め強制など「理不尽な校則」を、廃止したい。
また大阪府立高校は黒染め強制など「理不尽な校則」によって生徒と府立高校が訴訟になるという不幸な状況が生まれており、高校中退の一つの要因になっています。(https://www.tokyo-np.co.jp/article/86287)そのため時代に合わない校則を見直して、生徒の多様性が尊重される教育のあり方にするよう働きかけていきます。
●公立のフリースクールを目指す。
年々、不登校率も上がっています。実際に設立されている、公立のフリースクールとしては、兵庫県立神出学園(https://www.kande-gakuen.jp/)があります。大阪府でも、独自の条例を作れば、学校学習農園や自然環境をフィールドとして活用する公立フリースクールが創設できます。また愛知県のような学校内でのフリースクールを作って、不登校の生徒などが通えるなど、多様な形態の公立のフリースクールの形を模索します。そして、フリースクールに通学している生徒への公費負担を導入し、私費で通っているこどもたちへの支援も目指します。
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